プレスリリースをさらに広げるために--効果的な配信手順と代行業者の活用について

藤原直美(未来予想)2008年06月10日 08時00分

 最終回となる今回は、プレスリリースの原稿を書いたあと、最も重要な作業となる「配信」についてご説明したいと思います。ひとことで配信と言っても、配信先や方法にはさまざまなものがあります。ここでは、順を追ってその手順を説明したいと思います。

プレスリリースの配信手順と注意事項

 メディアには、プレスリリース投稿専用のメールアドレスがあります。総合ニュースサイトや自社のコンテンツに深く関わりのあるサイトのプレスリリース投稿窓口をまとめておくとよいでしょう。

 リリースはどこにでも送ればよいということではありません。たとえば、画期的なインターネットサービスのリリースを健康や医学といったまったく記事内容に関係ないメディアに送ったとしましょう。その場合、不信感を抱かれ、いずれそのメディアに本当に通知したいときには、目も通してもらえないということにもなりかねません。必ずリリース内容にあった、配信先に送りましょう。

 主要媒体は150〜250程度といわれていますが、ジャンルを選定した上で、メディア数を50〜100に選定できればよいのではないでしょうか。配信代行業者を使ってみることも良いのではないでしょうか。

 ウェブ系メディアにリリースが掲載されれば、そのメディアのSEO効果の恩恵を受けることができます。それを勘案するならば、タイトルやサブタイトルには、キーワードならびにセカンドワードを埋め込んでおくこともよいのではないでしょうか。

 メディアや記者側の目線にたつと、実はメールではなく、FAXを主たる伝達手段としているところも少なくありません。ですので、メディアへのプレスリリース配信には、メールだけでなく、FAXを使うことも検討してください。

配信代行事業の特徴

 前項で配信業務が大事であると申しましたが、そうはいっても通常、主要キーメディアを200社もリストをもっている会社は少ないのではないでしょうか。そのような会社には、自社に代わってメディアへプレスリリースを配信してくれる配信代行業者がいます。

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