便利さ、手軽さから、オンラインショッピングは今や私たちの生活の中に深く浸透しています。そして「売れるオンラインショップ」を目指して、各Eコマース(EC)サイトが凌ぎを削っています。ECサイトの構築にあたって、まずはそのショップのターゲットを設定し、それぞれの攻略方法を考えることが大切です。攻略方法を考えるには、ターゲットユーザーのサイト内行動を知る必要があります。
ここで1つの疑問が浮かびます。はたして、男性と女性で、ECサイト内の行動に違いはあるものなのでしょうか。
今回のアイトラッキング分析では、「ECサイトにおいて男女の行動に違いはあるのか」を検証すべく、以下のテストを行いました。対象サイトは、日本最大のECサイト、楽天市場としました。
テストを通じて、注視されている要素、注視されていない要素、および被験者の行動を分析し、性別によるユーザー行動の差異があるかどうかを探ります。
楽天トップにおいて、女性被験者AおよびCは「特集バナー(リンク)」をクリックしました。この女性はその後、「Luxeなショコラ」「デザインチョコ」「ネット限定チョコ」の3つのカテゴリを何度も行き来しました。
女性被験者Bは、トップから、「食品/スイーツ」カテゴリをクリックしました。その後この女性は、左ナビゲーションにある検索窓に「ジャンポールエヴァン」(ジャン=ポール・エヴァン:高級チョコレート店の名前)と入力し、絞り込みを試みました。
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