Windowsユーザーが壁を乗り越えて仕事をする--ビジネスで使うMacレビュー - (page 3)

プロジェクション方法は同じ

 資料をプロジェクターで投影する時はMacbookの2009年秋モデル以降でMini-DVIビデオ出力ポートが付いている機種ならば「Apple Mini DisplayPort − VGA アダプタ(3,400円)」を別途購入してつなげばOKです。

 これならWindowsノートPCに付いている端子形状と同じなので大抵のプロジェクターに投影できるはず。端子に応じてさまざまなアダプタがあるため念のため形状を確認して買うといいでしょう。

アクセサリは量販店でも購入可能、端子形状に注意 アクセサリは量販店でも購入可能、端子形状に注意(※画像をクリックすると拡大します)

 アダプタを繋ぐだけで適切な出力サイズの映像がスクリーンに投影できます。プレゼンでの便利な使い方としてKeynoteのメニューにある「再生」の中の「発表者ディスプレイをカスタマイズ」機能を利用すれば現スライドだけでなく次のスライドや経過時間、ノートなどを手元で表示させながらプレゼンテーションする事が可能です。この辺はパワーポイントよりも使いやすくプレゼンが楽しく?なる機能の1つですのでお勧めですね。

発表者側のディスプレイも見やすいです 発表者側のディスプレイも見やすいです(※画像をクリックすると拡大します)

Macで録音&議事録作成

 もう1つ、仕事でよく使う機能として文書作成があると思いますが、その中でも議事録作成で便利なのがOffice 2008 for macのWord(以下Mac版Word)。これはかなりお勧めです。

 メニューの「表示」から「ノートレイアウト」を選択すると、大学ノートの様な表示に切り替わり、録音の操作ボタンがメニューに現れます。

 最初はスタンバイ状態ですので、音のレベルを確認して議事が開始される頃に赤い丸の録音ボタンを押すだけです。改行位置に録音データのチャプター位置が自動記録されるので、記入したテキストを目印に目的の音声を一発で再生することができます。

ノートレイアウトにして録音ボタンを押してメモをとるだけでOK ノートレイアウトにして録音ボタンを押してメモをとるだけでOK(※画像をクリックすると拡大します)

 これなら会議で確認したいポイントや聞き逃したカ所などを後ですぐに確認できるため便利。セミナーや講義などでもトークに合わせてキーポイントと発言者名などを入力して改行しておくだけで効率的に復習が可能です。これは市販のICレコーダーでもできない機能なので大変便利でお得?かな(ちなみに会議など録音する場合はその旨を参加者に伝える事がエチケット)。

 難点はキーの打音が入ってしまう事と近くの音が中心になるので大きな会議では使いにくいと言う点。外付けマイクを使えれば良いのですが何故かマイク端子に差したマイクでは録音できません。iSightを付ければ良いらしいのですが、この辺が改善できるとさらに利用価値が高まりそうです。

 また、音声付きのWordファイルは、今のところWord 2008でしか音声部分を再生できないためそれ以外のWordでは文字のみになってしまいます。音声部分は自分専用として割り切って使うのが良いかもしれませんね。

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