2010年のIT業界、注目株は何ですか？

ビジネス領域の話であれば、今年はソーシャルメディアマーケティング元年となるだろう。

ポストWeb2.0は、社会生活の動きが即Web上に反映される、Super Fresh Web（超新鮮なWeb）だ。それをフル活用するには常にネットに接触できるが必要であり、スマートフォンはPCよりはるかに重要な存在になる。同時に、彼らがネットに接続するときの普遍的なインターフェイスはブログやSNSやTwitterなどのソーシャルメディアだ。

サービスや商品の提供者である企業も、そのトレンド（＝消費者が常にいつでもどこでもネットに接触しているようになる）を念頭に置いて事業を行っていく必要がある。

この事実を認識した瞬間に、ソーシャルメディアマーケティングがいかに重要かが分かるはずだ。

ペイパーポストやクチコミ調査は（必要がないとは言わないが）もう古い。ソーシャルメディアはWeb上で、もっとも頻繁に情報が更新され、常に新鮮な状態であるからだ。何が語られたかを調べるよりも、直接消費者と対話したほうが早い。
つまりSuper Fresh Webにおけるソーシャルメディアマーケティングとは、企業が自らその中に入り込み、消費者と直接対話することに他ならない。

このことを念頭においたうえで改めて再構築されたソーシャルメディアマーケティング戦略が、今年は多くの企業に見直され、採用されるだろう。