CNETパネリストが振り返る2008年

2008年12月25日 00時00分

 いろいろなことがあった2008年も残りあとわずかです。CNET パネルディスカッションの1年間のお題を見返してみると、パネリストの皆さんには本当に多くのトピックにご意見を寄せていただきました。

 さて、2008年のIT業界における3大ニュースを選ぶとしたらどんなものが思い浮かぶでしょうか。皆さんの意見を聞かせてください。読者の皆様もぜひコメント欄でご参加ください。


  • 小川浩(@ogawakazuhiro)
    小川浩(@ogawakazuhiro)さん (株式会社リボルバー CEO)
    1) iPhone 3G発売
    2) GoogleストリートビューのiPhoneサポート
    3) オバマ次期大統領のTwitter活用

    iPhoneはまさしく世界を変えつつある。iPhone単体で、というのではなく、iPhoneのコンセプトやデザインが、世界中のケータイに影響を与え、結果としてモバイル、いや、インターネットの使い方や生活との関わり方を一変しつつある。2008年7月を境に本当に世界は変わり始めていると僕は思う。

    また、ストリートビューがPCからモバイルへとサポートを広げたことは、僕が数年前から主張しているリアルとWebの融合を確実に近づけてくれた。毀誉褒貶のあるサービスだが、iPhoneの凄さを説明する上で、これを見せるのがもっとも手っ取り早い。(iPhoneならではのUIも凄まじい)
    Google MapsとiPhoneがあれば、少なくとも地下街やビルの中でなければ、都心で迷子になることはもはや難しい。

    最後に、オバマ次期大統領がTwitterを選挙戦に有効利用したことはインターネット全体にとっても、Twitterに代表されるソーシャルウェブにも、エポックメイキングなことだった。ケネディ大統領はテレビによって勝った、とよく言われるが、オバマ次期大統領はネットによって勝ったと言っていい。
    Twitterが自力で黒字化するか、GoogleないしMSあたりに買収される道を選ぶのか。それが来年のネット業界の焦点になる。

    しかし、思うになんで日本では社会全体を変えてしまうようにネットサービスが生まれないんだろう・・・自分自身、猛省する年の瀬です。
    2008-12-25 08:51:29

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