CNETパネリストが振り返る2008年

2008年12月25日 00時00分

 いろいろなことがあった2008年も残りあとわずかです。CNET パネルディスカッションの1年間のお題を見返してみると、パネリストの皆さんには本当に多くのトピックにご意見を寄せていただきました。

 さて、2008年のIT業界における3大ニュースを選ぶとしたらどんなものが思い浮かぶでしょうか。皆さんの意見を聞かせてください。読者の皆様もぜひコメント欄でご参加ください。


  • 奥木博一
    奥木博一さん (パーク24株式会社 業務推進本部 技術開発部 マネージャー)
    IT業界の産業構造を変えうる3大ニュースの視点です。

    1.サブプライム問題に端を発する投資構造変化
    2.ネットブック
    3.SSD(SolidState Disk) の低価格化

    1に関して。企業体力の弱体化、投資余力の低下により、IT投資の厳選化が発生しています。質が高く、効果的なITソリューションがさらに望まれてきています。また、広告、マーケッティグ予算についても大幅にメスを入れられ、テレビ、雑誌等の既存メディアに対する広告費が大幅にカットされていると聞きます。逆に、Web メディアのコストパフォーマンスが見直され、マーケッティング媒体としての価値が高まりつつあります。

    2について、PCの価格体系が破壊され、今後さらにノートPCの浸透率が高まることでしょう。CPUパワーの低いPCの浸透率が高まることで、自ずとWebコンピューティング(クラウド)のようなリモートコンピューティングの比率が高まることでしょう。

    3について、ついにPCから消耗部品が駆逐されることになるでしょう。PCの信頼性と速度が大きく高まります。RAIDも特殊用途のニッチ商品になる可能性があります。また、余談ですが、今、クルマ用 HDD ナビを購入検討している方は要注意です。来年は各社、満を持して最上位機種として「SSD ナビ」を推してくるでしょう。HDD ナビは確実にハイエンドから転落します。

    2008-12-25 09:43:54

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