松下電器産業は、9月27日レッツノート全4シリーズ(W/T/R/Y)の新モデルを発表した。これまで一部のモデルのみ対応していた、キーボードの全面防滴と、76cmの高さからの動作落下、天面全体で100kgf加圧振動に耐える「頑丈(タフ)」性能に全モデルが対応した。発売日は、R/T/Yシリーズが10月19日、Wシリーズが11月16日となる。
全シリーズとも、Windows Vista Business(Windows XPダウングレード権含む)、メモリを1Gバイト(最大2Gバイト)搭載。R7/T7/W7にはインテルCore 2 Duoプロセッサ 超低電圧版U7500(1.06GHz)を採用、Y7には1.60GHzを採用した。チップセットはいずれもモバイルインテルGM965 Expressとなる。
また、R7をベースにしたブラックボディの「プレミアムエディション」を直販サイト「マイレッツ倶楽部」にて10月26日より販売する。VistaとXPの両モデルがあり、いずれも価格は26万8000円。天板やキーボードの内面もブラックで統一されたプレミアムエディションは、内部も高スペックだ。CPUにインテルCore 2 Duoプロセッサ 超低電圧版7600(1.20GHz)、チップセットはGM965 Express。HDDは250Gバイト、インテル・ターボメモリを搭載し(Vistaモデルのみ)、メモリは1Gバイト、重さは約940g、約7時間駆動、タフ仕様だ。また、ネームプレートを無料で提供するほか、盗難も対象となる3年間特別保証プレミアムサービスなども付く。
松下では、エグゼクティブ層を狙い、今後もプレミアムエディションシリーズを発売していく方針だ。
なお、今回のレッツノートより、日本、米国、欧州の同時発売となる。松下では、日本国内向けとして販売してきたが、日本は成熟したマーケットという。それに対し、ワールドワイドでノートPCの普及が進んでおり、全世界でモバイルPCの平均成長率は、2006年〜2010年にかけて、海外では2倍、中でも欧州は3.6倍を見込めるという。販売台数は、2006年度比7.5倍をめざす。なお、海外展開に伴い、マーケティングの強化や販売専門部隊の新設など、海外販社の販売体制を強化する。海外サービス拠点の充実を図り、修理に対応していく。海外で購入したケースだけでなく、日本で購入した人も、海外でサポートが受けられるようになるとしている。
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