電通パブリックリレーションズ(電通PR)は2月5日、就職活動中の大学3年生を対象にした「ソーシャルリクルーティング」調査の結果を発表した。
前回の47.3%に引き続き、今回も約半数となる45.3%の学生が、就職活動にソーシャルメディアを利用する、いわゆる“ソー活”をしているという。男女別では、男性45.3%に対し女性54.7%と、女性の方がソー活に積極的な傾向にあったとしている。
就職活動に利用しているソーシャルメディアの1位はFacebookの30.3%、2位はTwitter22.7%で、前回の順位と逆転する結果。3位は今回初登場となるLINEの13.0%であった。
Facebookの利用者数が2012年にTwitterの利用者数を上回ったことが背景と考えられるが、学生や企業にとって実名登録であるFacebookが、エンゲージメントを高めやすいメディアであることも要因にあると分析している。
ソー活を展開している学生に、FacebookとTwitterのそれぞれの利用方法を自由回答で聞いたところ、本名を使うFacebookをオフィシャルな場として名刺代わりに使う一方、ニックネームで利用できるTwitterは、プライベートな場として情報収集や私的なコミュニケーションに利用するという回答が複数みられたという。
就職活動でソー活は一つの手段として定着しており、日常的に利用するソーシャルメディアで手軽に情報を収集し、就活仲間との交流、コミュニケーションを取りやすい、いわゆる“コミュ軽(こみゅかる)”がソー活を支持するポイントであると分析している。
調査は、電通PRの社内横断組織「ソーシャルメディア実験室アンテナ」が2012年12月28日~2013年1月16日に東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県に居住する大学生の男女それぞれ150人からネットによるアンケートで回答を得た。
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