電通パブリックリレーションズ(電通PR)は1月31日、就職活動中の大学3年生に対して実施した「ソーシャルリクルーティング」に関する調査の結果を発表した。調査によると、就職活動にソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を利用している学生は47.3%だった。利用しているSNSの種類は「Twitter」が34.3%、「Facebook」が31.7%と拮抗しており、「mixi」は18.7%だった。
SNSを利用する理由としては、1位が「少しでも企業の情報がほしいから」で54.2%、2位「企業の雰囲気や風土を具体的に知ることができるから」で44.4%、3位「使える手段はすべて使いたいから」で30.3%だった。また、4位「同じ業界志望の人と情報交換できるから」(23.2%)、5位「就活仲間を増やせるから」(18.3%)、6位「人事担当者と深いコミュニケーションがとれるから」(16.9%)など、人脈の拡大を理由として挙げる回答も多かった。
就職活動の開始時期が、例年にくらべて2カ月遅れの12月1日からとなったことに対し、66.0%の学生が「漠然とした不安や焦りを抱いている」と回答したが、SNS利用者と非利用者では、利用者の方が「漠然とした不安や焦りを抱いている」人が8.4%多かった。
SNSを利用して実感したメリットについては、1位が「幅広い情報の取得」で22件、2位「情報のいち早い入手」が20件、3位「深い情報の取得」が17件と続いた。自分にとって有益だと思う情報発信者をマークすることで、気になる情報をリアルタイムに入手できるというSNSの特徴が、効率的に有益な情報を入手したい就活生のニーズに合致した結果となった。
調査は1月7~11日に関東1都3県と関西の2府2県に居住する大学生の男女それぞれ150人を対象にネットアンケート形式で実施された。
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