貸会議室を企画運営するティーケーピー(TKP)とNECは10月6日、両社の連携による「テレプレゼンス会議サービス」を10月15日から開始すると発表した。
両社の連携によるサービスは当初、東京大手町と大阪梅田の2拠点で提供される。NECの映像・音声データのネットワーク配信技術により、高精細かつ安定した映像データ配信や、途切れない高品質の音声データを提供することで、臨場感あふれる遠隔会議を実現するとしている。回線には、NTTコミュニケーションズが提供する閉域ネットワークサービス「Group-Ether」を利用することで、ネットワーク回線の冗長化ならびにセキュリティを確保しているという。
また、会議室内の什器については、コクヨファニチャーが製造する遠隔会議用家具「TRANSET」を使用。NECは、TRANSETをベースに、高品質の音声を伝えられるよう最適化したスピーカーシステムを組み込んだ専用の机や、会議メンバー双方がネットワーク上で共有した資料に同時に書き込める電子黒板機能をTKP貸会議室の設備として提供するとしている。
TKPでは、テレプレゼンス会議サービスを提供することで、法人企業の会議出張費用の削減だけでなく、時間の有効活用に大きく貢献できるとする。また、通常の遠隔会議に加え、パンデミック対策など、法人企業の非常事態における事業継続対策としてのメリットも訴求したい意向だ。
テレプレゼンス会議サービスの利用料金は、1回3時間の利用で4万2000円より(会議室料、機器使用料、回線料を含む)。TKPでは今後、全国のTKP会議室に同サービスを展開する予定で、初年度1000万円、3年後1億円の売上を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス