「Project Loon」は、高高度気球を利用して世界にインターネットを提供するGoogleの大胆な実験だ。 Project Loonの「Google+」ページに投稿された新しい動画で、この斬新な取り組みの舞台裏を見ることができる。
GoogleのProject Loonで使用される気球は、一種の空中ネットワークの役目を果たし、成層圏の風に乗って、地域の移動体通信事業者や地上のアンテナと通信し、あらゆるスマートフォンユーザーにインターネット接続を提供できる可能性を持っている。インターネットにアクセスできない世界の3分の2の人々にアクセスを提供することが狙いだ。Project Loonは2014年6月、ブラジルの地方にある小さな町の教室にインターネットを提供することに成功し、重要な「最初の一歩」を踏み出した。
Project Loonは、2013年6月に初めて発表されて以来、大きな進歩を遂げてきた。かつては製造に3~4日かかっていた気球も、今ではわずか数時間で作れるようになった。Googleは、自動クレーンを使って気球を打ち上げており、現在は1日に数十個の気球を打ち上げることができる。また、これらの気球は100日以上の滞空が可能だ。地球の周りを移動する多くの気球を追跡して、インターネットのアクセス可能範囲を最大化するのに理想的な場所へ誘導するために、飛行管制センターも設置されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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