Googleとフランスの宇宙機関であるフランス国立宇宙研究センター(CNES)は、Google Xの「Project Loon」における共同研究を通じて、新たな高みに達したいと考えている。
両者はフランスで現地時間12月11日、提携を発表し、気球を使ったGoogleのインターネットサービスProject Loonをフランスで推進できるようにする技術で協業することを明らかにした。この計画については双方ともあまり詳細を明らかにしていないが、CNESは、気球関連技術における同機関の専門知識をGoogleが活用することになると述べている。一方のGoogleは、成層圏やオゾン層についてCNESが進めている研究の一環として、長時間の気球観測を行う予定だ。CNESは数十年にわたって気球関連技術に取り組んでいる。
米CNETはGoogleとCNESにコメントを求めたが、現時点では得られていない。
Project Loonは、実験的プロジェクトに取り組む研究機関であるGoogle Xにおいて考案されたものだ。Google Xでは、未来を感じさせるさまざまな製品やサービスが生み出されている。Project Loonはまだ初期の試験段階にあるが、サービスが行き届いていない地域に気球を使ってインターネットアクセスを提供することを目指している。これらの気球は太陽電池で稼働し、民間航空機が使用する高度より上の、天候の影響を受けない高さを浮遊する。動画のストリーミングが可能なほど高速の接続速度を提供するProject Loonの気球は、これまでに300万km以上の距離を飛行している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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