仮想化技術分野の新興企業SWsoftは米国時間9月17日、Intelとの提携を発表した。SWsoftは、Intelの新型プロセッサに搭載されているテクノロジをサポートするソフトウェアの開発を計画している。
SWsoftは、「Virtuozzo」と「Parallels」という2種類の仮想化ソフトウェアを提供している。Virtuozzoは、WindowsやLinuxのシングルインスタンスを、より高レベルのソフトウェアという観点から、コンテナと呼ばれる独立した複数のパーティションに細分されたソフトウェアにように扱うことが可能になる。Virtuozzoは、主にサーバで利用されている。Parallelsは、1台のPCで複数のOSを動作可能にするソフトウェアで、Mac OS XシステムでWindowsを動作可能にしたことで有名である。
Intelとの提携は、サンフランシスコで開催のIntel Developer Forum(IDF)と合わせて発表された。SWsoftはこの提携を通じて、Intelの持つ多数のチップ機能をサポートする予定だ。こうした機能の中には、仮想システムでの入出力を改善する「VT-d」や、ブートプロセスをより安全にする「Trusted Execution Technology(TXT)」が含まれている。
両社はこの提携の一環として、マーケティング活動を合同で実施する。両社が協力するのは、今回の提携が初めてではない。Intelは2005年にSWsoftに出資している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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