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日本HP、2005年は「x86サーバ、SANストレージでもシェアトップをねらう」

2005/01/12 12:18
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 日本ヒューレット・パッカード(HP)は1月11日、2005年のエンタープライズ向けサーバ・ストレージ事業の戦略説明会を開催した。日本HP常務執行役員 テクノロジーソリューション統括 常務執行役員の石積尚幸氏は、アダプティブ・エンタープライズ戦略の下、2004年の同事業の業績が好調だったと述べ、2005年はIT基盤の構築と運用管理をコアコンピタンスとした戦略を推進するとした。

 石積氏は、現在のシステムが垂直統合型となっており、個別最適化されてはいるものの、複雑で運用管理や情報共有が困難となっていると指摘する。これを水平統合させ、標準化された運用管理と実行環境で情報共有を拡大させるべきだと述べる。そのためにHPでは、2005年の戦略として、標準ベースの64ビットコンピューティングと、仮想化技術のイノベーションを推進するとしている。

日本HP エンタープライズストレージ・サーバ統括本部長 松本芳武氏

 製品別の戦略については、同社エンタープライズストレージ・サーバ統括本部長 松本芳武氏が説明した。まずx86サーバのProLiantについては、インテルのEM64T対応XeonプロセッサとAMDのOpteronプロセッサ搭載モデルのラインアップを強化するとしている。また、x86 64ビット対応版のRed Hat Enterprise Linux 3については、HPからのサポートサービスつきで提供するとしている。「製品とサービスを充実させることで、HPがx86サーバの64ビット化をリードしていく」と松本氏は述べる。

 ブレード製品に関しては、統合ソフトウェアやサービスなどと共に提供することで「サーバではなく“システム”を販売する」としている。同社のブレードシステムでは、業界標準の仮想化ミドルウェアであるVMwareおよびMicrosoft Virtual Serverをサポートしており、「これら製品とHPのSystems Insight Managerにより、シングルウィンドウ上で仮想化技術の管理が可能となる。これが他社との差別化ポイント」(松本氏)という。

 ItaniumサーバのIntegrityでは、「レガシーシステムからの移行を加速させ、新規需要を開拓する」(松本氏)としている。HP-UXベースのシステムにおいては、同社のRISCサーバであるHP 9000が徐々にIntegrityに置き換わってきているとし、「2005年下半期にはIntegrityの出荷台数がHP 9000を上回るだろう」としている。またWindowsベースのシステムは、Unixサーバとのすみ分けについて議論があったというが、結果的には「Unixサーバに上乗せするかたちでの導入が進んでいる」(松本氏)とし、今後もミッションクリティカル分野のサポートを強化するとしている。さらにLinuxサーバに関しても、エンタープライズLinuxに注力するとしており、「2005年は3 OSそれぞれのビジネスが加速する年」と松本氏はいう。

 HPのハイエンドサーバNonStopについては、2004年に対前年度比17%の成長を遂げたという。同社のストレージ製品StorageWorksや運用管理ソフトのOpenViewとの統合も実現し、今後はより製品間の相乗効果を高めていくとしている。また、NonStopサーバでItaniumをサポートする計画もあり、これにより価格性能比を向上させるという。

 StorageWorksに関しては、「ミッドレンジのStorageWorks EVAで新規需要の開拓を行い、ハイエンドのXP12000で他社ストレージのリプレースをねらう」としている。ストレージの仮想化においては運用管理が困難で、管理要員が存在する大企業でしか採用が進んでいなかったというが、「HPのミッドレンジ製品は管理性に優れた製品で、中堅企業での採用も見られるようになった」と松本氏。また、ストレージのリプレースはデータ移行が困難なため、良いシステムがあっても従来のストレージ製品を使い続けるケースが多かったというが、「ハイエンドのXP12000では、直接外部ストレージと接続が可能で、データの移行も容易だ。このためリプレースも進むだろう」としている。

 最後に松本氏は、2005年の国内におけるビジネス目標を数値で示した。「x86サーバ出荷台数シェアでのトップ、ブレードシステム出荷台数シェア30%以上、Linuxサーバ売上金額の倍増、Unixサーバ売上金額シェア50%以上、NonStopサーバ売上金額のプラス30%成長、SANストレージ売上金額シェアトップ。これが2005年の目標だ」(松本氏)

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