デスクトップ検索が減りつつあることを示唆した2012年の調査結果に偽りはなかったようだ。comScoreの最新の調査結果によると、2012年の検索総数は3%減少したという。
レポートでは、減少の主な要因として、個人ユーザーによる検索が減っていること(1ユーザーあたり約7%の減少)を挙げている。これなら検索の利用者が4%増えても、減少の要因に十分になり得る。
また大手検索エンジンの中で、1ユーザーあたりの検索数が増えたのはBingだけだった。comScoreによると、Bingでは6%の上昇が見られたという。
comScoreは減少の理由として2つの可能性を挙げている。製品検索ならAmazon、人ならFacebookなどというような垂直検索への移行と、モバイルへのシフトだ。調査結果によると、垂直検索は勢いを得ていて、2012年には8%増加したという。ネットユーザーのオンライン滞在時間の10%以上が費やされるというFacebookが「Graph Search」検索を開発する中、この傾向は2013年も加速するに違いない。
驚くには値しないが、米国におけるデスクトップ検索のトップには今もGoogleが君臨しており、検索の3回に2回は同社が利用されている(なお、2012年からの上昇率は1%未満である)。2位につけたのはBingで、前年比1.2%増の16.3%の市場シェアを獲得した。3位のYahooはシェア12.2%、4位のAsk Networkはシェア3%だった。また、AOLのシェアは1.8%だった。
Googleにとって良いニュースもある。同社は垂直検索とモバイルへの移行の波に乗ることができている。モバイル検索市場におけるGoogleのシェアは95%以上と推測され、同社は製品検索、フライト検索などの垂直検索機能を展開している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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