ブログやソーシャルメディアサイトの広告枠を販売するFederated Mediaの発行人、Chas Edwards氏が同社を去り、ユーザーによるニュース集約サイトDiggの最高売上責任者(CRO)に就任することになった。
Edwards氏は米国時間6月22日から正式に新しい職務に就く予定だ。同氏はかつて、CNET NetworksやTechTVで販売とマーケティングを担当していたが、2005年にJohn Battelle氏と共同でFederated Mediaを設立した。Battelle氏は当時、「Wired」や「The Industry Standard」といった雑誌で有名なジャーナリストだった。
Diggの最高経営責任者(CEO)であるJay Adelson氏が5月29日に投稿した公式ブログによると、Edwards氏はDiggで、販売および広告の戦略に取り組み、スポンサーシップと新広告プログラムおよびチャネルを含む新たな収入源の開拓に注力し、Microsoftと広告に関する提携関係を管理するという。
Federated MediaはDiggの広告枠販売を一手に引き受けていたが、約2年前にDiggがディスプレイ広告枠の販売をMicrosoftに委託するようになってから状況は変化した。Federated Mediaは今も、Diggのスポンサーシップを扱っている。
Edwards氏は自身のブログにこう書いた。「たぶん、DiggとFederated Mediaのそのような関係をもう1度活性化すべき時だろう。ところで、私はFederated Mediaを忘れ去ることなどできない。Federated Mediaの友人たちに伝える。Red's Java HouseやニューヨークのSalaで、またすぐにしょっちゅう顔を合わせることになるだろう。私には君たちに返しきれないほどの借りがある」
Battelle氏によると、「この日が来るのは分かっていた」という。
Battelle氏はFederated Mediaのブログに、「Edwards氏の不断の職業倫理と先を見通す考え方は、Federated MediaのDNAに組み込まれている」と書いた。
今回の動きに先立ち、Battelle氏はFederated Mediaを運営し「会社を次なるレベルへと導いて」くれる「補助的な指導者」を探していた。
Federated Mediaは、2008年にOak Investment Partnersから5000万ドルの資金を調達したが、2009年1月には従業員90人のうち7人をレイオフした。
同社はBoing BoingやTechCrunchといった人気サイトに広告を配信してきたが、2008年には新たに参入してきたIDGの広告ネットワークにGigaOmとの契約を奪われている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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