元ジャーナリストのJohn Battelle氏が設立したオンライン広告企業、Federated Media Publishingが大規模な再編計画に乗り出した。同社は米国時間1月16日、90人いる従業員のうち7人の解雇を明らかにした。
Federated Mediaの代表者によると、この人員解雇は、同社のディスプレイ広告事業にほぼ限定の形で行われたという。同社はまた、インタラクティブマーケティングキャンペーンにも取り組んでおり、ディスプレイ広告の下降を受け、こちらに力を注ぐことに決めた。今後もディスプレイ広告を切り落とすつもりはないが、マーケティング側でスタッフを増員する意向という。
Battelle氏は自社ブログで、「われわれにはジャーナリストとしての伝統があり、この伝統を葬ろうとは思っていない。現在、Federated Mediaは事業の一部を再編しており、その結果として一部の従業員に別れを告げることにした」と記している。Battelle氏はさらに、「また、再編の結果、今後成長が期待される戦略的な分野に職を追加する」と続けている。
2008年4月、Federated MediaはOak Venture Partnersが主導する投資ラウンドで、5000万ドルの資金を調達した。同社はBoing Boing、TechCrunchなど多数の人気あるブログサイトに広告を配信しているが、ここ数年損失を計上している。2007年、同社はアグリゲーションサイトDigg向けのディスプレイ広告契約をMicrosoftに奪われた(現在でもスポンサーシップは継続している)ほか、ハイテクブログネットワークのGigaOMも2008年、Federated MediaからIDGに乗り換えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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