Microsoftでは、2007年6月が期末となる通年の見通しに対し、利益はやや増加、売り上げはほぼ横ばいとの見通しを示している。同社は現在、通年の売上高を502〜507億ドル、1株あたり利益を1.45〜1.47ドルと予想している。10月の時点では、通年の売上高を500〜509億ドル、1株あたり利益を1.43〜1.46ドルとしていた。
しかしMicrosoftは、「Xbox」とインターネットサービスの両事業の売り上げは減少している一方で、核となるWindows、Office、およびサーバソフトウェアの各事業の売り上げが増加する見込みだとし、売り上げの構成要素については予想を変えている。
同社は、インターネットサービス関連ビジネスが通年で3〜8%成長すると予想し、7〜11%という前回の数字を下方修正してきた。
Microsoftの投資家関係担当ゼネラルマネージャーであるColleen Healy氏はインタビューの中で、「下半期の指標は大胆すぎた。今後はもっと慎重な見方をしていく」と語っている。
また、Healy氏はXboxに関して、「競争の面では現状に満足している」としながらも、「もっと慎重に市場を観察していく」と述べている。
Healy氏によると、PCは、ホリデーシーズンを迎えた四半期の売り上げがわずかながら予想を上回ったが、会計年度終盤に向けてMicrosoftが予想を修正することはないという。
Healy氏は、1年前との比較でMicrosoftの売り上げが全体的に落ち込んでいる点について、今四半期に繰り延べられた売り上げを計上していれば20%の成長があった、と指摘した。同氏は、「20%という成長は、われわれのような規模の会社はもちろん、どの会社にとっても大きい」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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