Dellは米国時間10月31日、第3四半期の売上が、かねてからの予測値を大きく下回る可能性があることを明らかにした。同社はその原因として、消費者向けPCの販売が不振だったことと、デスクトップPC「OptiPlex」の部品に不良品が発生したことを挙げている。
Dellは、同四半期の売上高が、これまでの予測値として示していた141億〜145億ドルから4%減少し、139億ドルに落ち着く見通しであることを明らかにした。また、同社は、予定外の支出として4億5000万ドル(1株あたり約14セント)を計上するという。これらの要因により、これまで39〜41セントと予測されていた1株あたり利益は25セントへと下方修正された。
Dellは、業績が振るわなかった理由として、米国および英国での一般消費者向け製品の販売が不調だった点を挙げている。第2四半期(7月締め)におけるそれぞれの国での売上高は、89億ドルと29億ドルだった。Dellは、第2四半期の決算報告においても、ほとんどの地域で市場シェアを失ったと、発表していた。
Dellは、4億5000万ドルの支出のうちで3億ドル以上が、同社製OptiPlexデスクトップ「GX270」と「GX280」の旧型機種の一部でコンデンサー不良が見つかった問題の処理費用であると述べている。
「また、支出には、人員整理、製品ラインの合理化、余剰施設の整理にかかった費用が含まれている」と、同社では述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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