村上勇一郎(ドコモ・ドットコム)
2008/02/21 18:14
次に事業者別のシェアを見てみよう。2008年1月末の契約数を見てみると、NTTドコモが5317万件、KDDIが2964万件、ソフトバンクモバイルが1781万件で、おおよそ5:3:2の割合だ。ギネスブックにも登録されているのだが、世界最大のモバイルインターネットプロバイダーはNTTドコモである。
日本人の国民性として「NTT、JR、NHKなどの半官半民企業は市場シェアが過半数を下回らない」というのが持論なのだが、そう言った意味ではモバイルマーケットも当面はこの状態が続くものと予想している。
先述の2005年通信利用動向調査のその後を見てみよう。2006年の統計値では、携帯電話を含む携帯端末のみのインターネットユーザーが忽然と姿を消してしまっている。
2006年末における個人のインターネット利用端末の割合。出典:総務省の2006年通信利用動向調査結果より作成総務省の統計の取り方もあると思うのだが、統計値が正しいとすると、2005年調査の携帯電話のみのインターネットユーザーが、パソコンと携帯電話を両方使うインターネットユーザーに飲み込まれてしまったことになる。
ここで注目したいのは、携帯電話とパソコンの両方を使ってインターネットにアクセスする層だ。その利用形態に注目すると、大きく2分できると考えられる。それは、携帯電話からインターネットに触れた層と、パソコンからインターネットに触れた層である。
携帯電話からインターネットに触れた層を「ケータイ世代」と呼び、パソコンからインターネットに触れた層を「PC世代」と呼ぶ(詳細は市川茂浩著「誰も知らなかったケータイ世代」、佐野正弘著「大人の知らない携帯サイトの世界」を参照)。
ケータイ世代とPC世代では、デバイスの使い方に差がみられる。例えば外出先での利用や、ちょっとした調べものにどちらのデバイスを使うかという点で違いが顕著である。ケータイ世代は、自宅に帰ってパソコンを起動し、記憶していた事柄を調べるようなことはしない。わからないことはすぐにメールで友達に聞くか、辞書機能や検索エンジンを使って携帯電話で調べるのである。また、携帯電話で事足りることで、いちいちパソコンを起動したりしない。
ここで面白い数値があるので紹介したい。2007年8月、日本最大のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)であるmixiにおいて、携帯電話からのアクセスがパソコンからのアクセスを上回った。行き帰りの通勤、通学の最中に、携帯電話で日記の更新をチェックしたりするということが一般的な習慣行動になったようだ。
mixiのアクセス状況のグラフ。携帯電話(オレンジ色の部分)からのアクセスが急増し、PCを上回った。出典:mixiの2008年3月期第2四半期決算説明会資料
ゲイツ会長、Windows 7と携帯電話の接続性を強調
ケータイとPCの検索における5つの違い
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賛成多数だが…--モバイルフィルタリングに対する業界各社の声
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内部統制対策を実現するIT運用管理ツール
-Simplify IT- ITをシンプルに 連載第2回
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総務省が行った2005年の通信利用動向調査によれば、携帯電話を含む携帯端末からのみインターネットを利用している人がパソコンのみの人を上回った。日本のインターネットビジネスにおいて、携帯電話はなくてはならない存在となっている。
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2006年の調査では携帯電話・PHS及び
携帯情報端末からのみのユーザーが1921万人から688万人へ大幅に減っています。
古い資料を引き合いに出すのはどうかと。事実は事実ですからいいけど。