DisplaySearchが米国時間5月19日に発表した「Quarterly Global TV Shipment and Forecast Report」によると、2009年第1四半期の世界テレビ売上高は、前年同期比で12%減少したという。
同報告書によると、第1四半期の世界テレビ販売台数は約4330万台となり、前年同期と比べて6%減少した。価格も6%下落したという。
過去13四半期連続で首位を維持しているサムスンですら、売上高は前年同期から8%減少した。だが、サムスンは売上高ベースで21.5%の世界シェアを獲得し、第1四半期もトップを堅守している。
第1四半期最大のニュースは、LG Electronicsだろう。同社の売上高は第1四半期で前年同期比2%増となり、トップ5のうち唯一売上高を増加させた。その結果、LGのシェアは13.3%となり、これまで2位だったソニーからその座を奪った。3位につけたソニーのシェアは13.1%。これにシャープ(7.2%)、パナソニック(6.1%)と続いた。
トップ5の中で、第1四半期に最も苦しい立場にさらされたのはパナソニックのようだ。同社の売上高は、前年同期から22%も減少している。
同報告書のように、テクノロジ業界の各分野で、不振を明らかにする内容の報告書が出されるのは今ではありふれたことになっている。特に消費者家電の売上高は、消費者の可処分所得が圧迫されていることから減少している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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