ジェネリック医薬品を使わない理由、「医者に薦められないため」6割半

アイシェア rTYPE リサーチ2008年10月20日 11時10分

 ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。

 「新薬(先発医薬品)」と同じ成分、同じ効果で価格の安い薬「ジェネリック医薬品」。使う理由・使わない理由はそれぞれ何なのか?意識調査を行い、20代から40代を中心とする男女376名の回答を集計した。調査対象は知名度や利用率を調査した第1回と同じネットユーザーで、9割強はジェネリック医薬品を医者から薦められた経験なし。使用経験者は90名。

ジェネリック医薬品を使ったことのない理由

 使用経験のある人にジェネリック医薬品を使った理由を複数回答形式で聞いたところ、全体では「価格が安いため」が最も多く52.2%、次いで「医者に処方されたため」が42.2%、「効能に差が無いため」が23.3%の順。

 年代別に見ると、30代で「価格が安いため」の比率が高く、ジェネリック医薬品の特色が選択理由のトップとなった。男女別で見ると、男性は「価格が安いため」が65.1%と2位に35ポイント差をつけ最も多かったが、女性は「医者に処方されたため」が53.2%でトップ。

 また女性は「効能に差が無いため」が27.7%と、男性を約10ポイント上回り、男性に比べ価格以外の理由でもジェネリック医薬品を選択する女性が多いことが伺える結果となった。

 使用経験のない人にジェネリック医薬品を使ったことの無い理由を聞くと、全体の65.0%が「医者に薦められないため」と回答し、性別、年代問わずトップで2位以下を大きく引き離した。現在の日本においては、自ら薬を選択するという人は少ないようだ。

 また2位は「ジェネリック医薬品を知らなかったため」の12.9%で、特に20代で19.4%と他の年代より高い割合。他はいずれも10%未満で、性別や年代に目立った差は見られなかった。

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