今月9月1日に発表、翌2日にベータ版がリリースされたWebブラウザ「Google Chrome」。世界中を驚かせた公開から数日がたち、「Google Chrome」はどのような印象を与えているのか?緊急調査を行い、20代から40代を中心とするネットユーザー男女309名の回答を集計した。調査期間は9月4日〜5日。
Webブラウザの入手・利用方法について聞いたところ、全体では「PCの付属のもの(標準のもの)」が46.0%、「自身の意志でインストールして利用」が50.2%、「家族・知人がインストールしたものを利用」が3.9%。
男性は「自身の意志でインストールして利用」が60.6%を占めるが、女性は「PCの付属のもの(標準のもの)」が女性55.8%で「自身の意志でインストールして利用」は35.7%にとどまった。年代別に大きな差は見られなかった。
「Google Chrome」を使ってみたいと思うか?との問いには、全体では「利用済み」が13.3%で、リリースされてわずか3日あまりの間に1割強が利用。「今後導入予定」が16.8%、「知ってるが利用予定なし」が30.4%の一方で「初めて知った」も39.5%と、まだまだ認知度は低い。
男女別で見ると、「利用済み」は男性20.0%に対し女性3.9%、「初めて知った」は男性24.4%に対し女性60.5%と、利用率・認知度ともに男性の方が高い。
また年代別では「利用済み」は20代20.0%、30代15.7%、40代9.0%、「初めて知った」は20代30.0%、30代38.1%、40代43.0%となっており、若い年代ほど利用率・認知度が高い結果となった。
Webブラウザの入手・利用方法別で見た場合、「自身の意志でインストールして利用」では「利用済み」が21.3%と高く、「初めて知った」は22.6%で低い。一方「PCの付属のもの(標準のもの)」においては「利用済み」は5.6%と低く、「初めて知った」が53.5%と高くなっている。
職業別では、特に「インターネット関連の業務」で「利用済み」が53.8%と高い割合である点が目をひき、同職業に携わる人の高い関心が伺える。
「Google Chrome」を「利用済み」とした人に、今後の利用意向を聞いたところ、全体では「積極的に利用したい・乗り換えたい」が22.0%、「必要に応じて利用したい」が36.6%で、あわせると「利用したい」は58.5%にものぼった。
一方で「今後に期待する」が29.3%、「特に必要性を感じなかった」としたのは12.2%だった。Webブラウザの入手・利用方法別で見た場合、「利用したい」の割合に大きな差は見られないものの、「特に必要性を感じなかった」の割合を見ると、「PCの付属のもの(標準のもの)」では37.5%であるのに対し、「自身の意志でインストールして利用」では6.1%と低い。
職業別では、特に「インターネット関連の業務」において「積極的に利用したい・乗り換えたい」が42.9%と、他のIT関連職と比較しても高く、インターネット関連職の人から高い評価を得ていることがわかった。
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