コムスコア・ジャパンは8月27日、2008年6月の国内のインターネット利用動向調査結果を発表した。アップルがiPhone 3Gを発表したことで、SoftBank.jpやテクノロジー関連のニュースサイトへの訪問者が前月から大きく増加した。
6月に最も訪問者が増加したサイトは、Acrobat 9 UpgradeをリリースしたAdobe。訪問者数は前月比22%増の680万人だった。アップルiPhone 3Gの発売を発表したSoftBank.jpへの訪問者は、前月比15%増の270万人だった。
さらにITmediaへの訪問者が同20%増の400万人、CNET Networksへの訪問者が同9%増の300万人を記録するなど、テクノロジー関連のニュースサイトへのアクセスも増加した。これは消費者がiPhone 3Gに関する情報を収集した結果とみられる。
コムスコア・ジャパン代表取締役の佐藤英丸氏は、「7月11日の日本でのiPhone 3Gの発売は熱気に包まれていた。消費者がiPhone 3Gに関するニュースや情報を発売前に収集することで、iPhone 3Gのキャリアであるソフトバンクのサイトやテクノロジー関連のニュースサイトにアクセスが集中したと考えられる」とコメントしている。
また6月は真夏日、アレルギーへの対応方法といった季節特有の健康に関するトピックが話題になる時期でもあるため、「健康」カテゴリーのサイトへの訪問者も増加したという。
健康カテゴリーのサイトへの訪問者は前月に比べ18%増加し、560万人を記録した。「小売 - 映画」カテゴリーのサイト訪問者は前月に比べ16%増加し、630万人となった。コムスコアは、ガソリン価格高騰の影響を緩和するため、消費者の自宅から近距離にある、もしくは予算内で楽しめるレジャーへの注目が高まったためと分析している。
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