Fox Interactive Mediaが、6月のデジタルディスプレイ広告市場で最大の市場シェアを獲得した。comScore Ad Metrixが米国時間8月26日にリリースしたレポートから明らかになった。
MySpaceを所有するFox Interactiveは、6月のディスプレイ広告表示回数(インプレッション数)で全体の15.9%を占め、Yahooが10.5%で第2位だった。Yahooがトップだった5月の結果と比較すると、両社のシェアは一気に逆転したことになる。
comScoreは今夏、広告インプレッション数の集計方法を変更した。それが、シェアの変化の一因となった可能性もある。comScoreのシニアアナリストであるAndrew Lipsman氏によると、同社はインプレッション数を集計する際に、自社広告などのインプレッション数はカウントしていないという。
しかし、シェア上位5社のうちの残りの3社の順位に変動はなかった。6月のデジタルディスプレイ広告の総ページビュー数は合計3億2980万回だった。
Time Warner傘下のAOLがディスプレイ広告市場で5.8%のシェアを占め第3位。Microsoftは市場シェア4.7%で4位、Googleが1.5%で第5位だった。
Fox Interactiveの広告インプレッションの多さは、MySpaceに依るところが大きい。Foxが掲載した計523億回のディスプレイ広告のうち510億回がMySpace上に掲載されたものだ。Yahooは、6月の広告インプレッション数は347億回だったが、同社の広告をクリックしたユニークユーザー数は1億3000万人に達した。comScoreによると、全パブリッシャーの中で(ディスプレイ広告に関連した)ユニークユーザー数が最も多かったのはYahooだという。
しかし、Lipsman氏は、comScoreが6月から集計方法を変更し、比較可能なそれ以前のデータが存在しないことから、同月の結果はあくまで一時な状態を切り出したものにすぎない、と警告している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力