米国のソーシャルネットワーク市場でトップの座を占めるのは今でもMySpaceだが、ライバルである2番手のFacebookも急速にシェアを拡大していることが、調査会社Hitwiseの調べで明らかになった。
Hitwiseが米国時間7月23日に発表した調査結果によると、6月の米国におけるソーシャルネットワークでは、ビジター数ベースでMySpaceが前年同期比6%減となる約73%のシェアを獲得している。一方、MySpaceよりは大人向けの雰囲気を持つライバルのFacebookは、前年同期比40%増となる17%のシェアを獲得した。
両社の差はまだ大きいものの、Facebookの勢いは日増しに拡大している。また、Facebookの最高業務責任者(COO)、Sheryl Sandberg氏も22日、同社の一番の目標は成長だと強調している。
もう1つ注目すべきなのは、myYearbookがこの1年で急成長していることだ。myYearbookの6月の市場シェアは318%増の1.54%となった。
Hitwiseの報告によれば、ソーシャルネットワークでの滞在時間についても同じような傾向が見られる。6月の平均滞在時間はMySpaceユーザーが最も長いものの、平均滞在時間は31分と前年同期比4%減となった。対照的に、Facebookユーザーの滞在時間は平均21分で、前年同期比41%増だ。
英国では、Facebookの状況はさらに明るい。Facebookが6月に英国のソーシャルネットワーク市場で獲得したシェアは45%で、前年同期比188%増となった。かつて最大手だったBeboは2番手の25%、MySpaceは3番手の約15%となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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