Reutersが米国時間4月23日に伝えたところによると、YahooとGoogleは、Yahooの検索結果の一部にGoogleが広告を提供する共同テストを行っていることを、そろって規制当局である米司法省に報告したという。
Googleの広報担当者Adam Kovacevich氏はReutersに対し「われわれは、あらかじめ米司法省に報告してからこのテストを開始し、それ以来ずっと、この件に関する同省からの質問に答えてきた」と話している。Yahooもまた、Reutersに同様のコメントを寄せている。
Yahooは4月22日に2008年第1四半期の決算発表についての電話会見を行ったが、このなかではGoogleとの共同テストに関する新事実はほとんど明かされなかった。ただし、短期的な売上高改善を目指す同社の取り組みのなかで、導入を検討しているいくつかの選択肢の1つだと位置づけている、との説明はあった。
Googleとの共同テストは、Yahooに対するMicrosoftからの圧力が増し、YahooがMicrosoftと買収交渉の席につくのか、それとも別の有効な選択肢を見つけるのか、決断を迫られているなかで浮上した。Microsoftは買収提案受け入れの期限を4月26日に定めており、Yahooはそれまでに、同社との交渉の席につくか、それとも同社がほのめかしている委任状争奪戦を覚悟するかを決断しなければならない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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