坂口氏:[英語で]ああ、久夛良木さんのアーキテクチャですが・・・7つのDSPと1つの能力の低いCPU。私はこのPS3のアーキテクチャは好きじゃないですね。
[日本語で]まず、ソニーについては、プログラマーはいいソフトウェアを作りたいと思っているのに、久夛良木さんが最終決定をして、(ハードウェアとソフトウェアの)環境(の設計)を自分でしてしまいます。このために難しくなっています。
Wiiについては、このシステムはあまりパワーがなく、HD対応でもありません。しかし、実際にはHDテレビのある家は多くありません。例えば私の家にあるスクリーンはHDではありません。私はWiiと360の両方でゲームをしていますが違いはよくわかりません。しかし、Wiiは比較的安価に製造できます。お金がかからないわけです。これがWiiの魅力の1つですね。
坂口氏:モーションセンサーについて、私はこれまでずっとロールプレイングゲームに深く関わってきました。私はこればかりやってきましたので、RPGの分野から考えてみると、モーションセンサーの必要性は大きくありません。ですから、この技術の側面には興味を持っていません。しかし例えば、360のコントローラーを取ってみると、これは実際私が見てきた中では一番いい物です。特にアナログ操作です。操作もしやすいですし、SIXAXISとは違う反応を感じられます。
坂口氏:[英語で]ドラゴンクエストがDSに行くようにですか。
坂口氏:私はファイナルファンタジーシリーズはXbox 360でも出すべきだと思います。それが賢いです。私にはその方が理にかなっていると思えます。北米やヨーロッパでの可能性が大きいですから。あのシリーズが360で成功する可能性は大きいでしょう。
[英語で]White Engineをオープンプラットフォームにしたということも聞いています(編集部注:ファイナルファンタジーXIIIはWhite Engine上で開発されている。このエンジンが実際にクロスプラットフォームであれば、360への移植は簡単になる)。
坂口氏:バラバラにしてやりますよ(笑)。
坂口氏:私はシミュレーションゲームが好きです。私はファーストパーソンシューティングはあまり好きではありませんでした。あまりいいと思っていませんでした。しかし、Gears of Warをやったあと、私は好きになり、プレイして本当に楽しいと感じました。ですから、Gears of Warのようなものを作ることには興味があります。
坂口氏:[英語で]はい、ローカライズはよいのですが、マーケティングが残念です・・・残念ですね。(笑)
坂口氏:[英語で]誰もGears of Warを知りません。
坂口氏:[英語で]はい。きっと。
坂口氏:Gears of Warです(笑)。
坂口氏:[英語で]ゼルダですね。Wii Sportsは好きではないです(笑)。でもゼルダの伝説は好きです。
坂口氏:キャラクターが駄目です。人形みたいに見えます。
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