サイドバー症候群--ユーザー獲得をめぐるWeb 2.0企業の新動向

文:Bilal Hameed 翻訳校正:吉井美有2007年04月24日 08時00分

 この記事はStartup MemeブログのBilal Hameedが執筆した。

 今月上旬(4月2日の週)、ウェブ上では新しい流行の兆しが見られた。わたしはこれを「サイドバー症候群」と名付けた。この流行の影響について分析する前に、まず最終的にこのサイドバー時代の旗手になり得るサービスについて見ていくことにしよう。

Google Talk:「サイドバー内のIM」

 Google Talkは当初デスクトップクライアントとして発表されたが、現在はブラウザサイドバーに統合することができる。これは確かに素晴らしい機能で、ユーザーは定期的にタスクバーをクリックしなくても友人と連絡を取り合うことができる。

Google Talk

Mozilla:「サイドバー内のソーシャルネットワーク」

 Mozillaは最近「Project Coop」を発表した。これはブラウザのサイドバーに入るソーシャルネットワークサービスだ。この製品では、ユーザーはブラウザの中で友達と繋がることができる。また、この製品はサイドバーにアバターを表示する機能もある。友人を加えていくと、flickrの写真フィード、del.icio.usのタグフィード、MySpaceのプロフィール、YouTubeのFavoritesなどウェブの多彩な面白いコンテンツを友人と共有することができる。コンテンツの共有は簡単で、ウェブページをドラッグしてきてサイドバーのアバター上にドロップすればよい。

Project Coop

del.icio.us:「サイドバー内のソーシャルブックマーク」

 最新のアドオンの発表で、del.icio.usはユーザーのサイドバーをめぐる陣地争いに参入した。この新しいアドオンでは、ユーザーはサイドバー内でタグやブックマークを見ることができる。また、ブックマークの検索や修正も簡単に行える。

del.icio.us

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]