世界スマホ市場、需要低迷が続き2023年は1.1％減--回復は2024年になってから

　IDCは、世界スマートフォン市場に関する見通しを発表した。2023年の出荷台数は11億9280万台で、前年に比べ1.1％少なくなると見込む。

　以前公表した見通しでは、前年比2.8％増としていた。しかし、需要の低迷とマクロ経済の混乱が続いていることから、予測値を引き下げた。

　市場回復は2024年までずれ込み、同年の出荷台数は前年比5.9％増へ高まるとみる。そして、2027年の出荷台数を13億7100万台、2023年から2027年までの年平均成長率（CAGR）を2.6％とした。

　OS別出荷台数などの予測値は以下のとおり。

Android

• 出荷台数（2023年）：9億6770万台（前年比：－1.2％）
• 出荷台数（2027年）：11億2330万台（前年比：＋2.4％）
• CAGR：2.8％

iOS

• 出荷台数（2023年）：2億2500万台（前年比：－0.5％）
• 出荷台数（2027年）：2億4770万台（前年比：＋1.3％）
• CAGR：1.8％

合計

• 出荷台数（2023年）：11億9280万台（前年比：－1.1％）
• 出荷台数（2027年）：13億7100万台（前年比：＋2.2％）

スマートフォン出荷台数の推移（出典：IDC）