サムスンは6月16日、決済に加えてデジタルID、ロイヤルティカード、キーの保存とアクセスもできるデジタルウォレット「Samsung Wallet」を同日より提供開始すると発表した。
米国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国の6カ国で「Galaxy」デバイスを所有するユーザーは、「Samsung Pay」または「Samsung Pass」を起動して、プロンプトに従ってSamsung Walletに移行できる。または、「Galaxy Store」でSamsung Walletをダウンロードすることも可能だ。デバイスはSamsung Pay対応で「Android 9 Pie」以降を搭載している必要がある。
また、Galaxyユーザーはデジタルカーキーを保存して、BMW、Genesis(現代自動車の高級ブランド)と現代自動車の一部の車種で使うことができる。大韓航空の搭乗券も保存できる。運転免許証や学生証などの公的な身分証明書の使用と保存も、2022年内にサポートする予定だ。
Samsung Walletは、保有する仮想通貨を管理できる「Samsung Blockchain Wallet」とも連携する。また、「SmartThings」との連携により、自宅のデジタルキーを登録してドアの開錠などができるようになる。
Samsung Walletに保存されているすべての情報が、セキュリティプラットフォーム「Samsung Knox」によって保護される。ウォレットキーやパスワードなどの機密データは暗号化され、隔離された内部環境「Samsung Knox Vault」に格納される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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