2021年第3四半期のスマートフォン世界販売台数は、進行中の部品不足により前年同期比で6.8%減少した。
調査会社Gartnerによると、第3四半期の世界のスマートフォン販売台数は、2020年第3四半期の3億6627万台から、3億4229万台に減少したという。
2021年第3四半期の販売台数トップはサムスンの6900万台だったが、前年同期の8082万台からは減少した。一方、Appleの「iPhone」の販売台数は、前年同期の4060万台から4846万台に増加した。
販売台数の減少の主な理由は当然、業界全体における部品不足だ。
Appleも部品不足と無縁とはいかず、BroadcomとTexas Instrumentsが十分なチップを供給できないため、「iPhone 13」の生産を10%以上削減することが10月に報じられた。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は同社の第4四半期(7~9月期)の決算報告で、チップとサプライチェーンの制約がなければさらに60億ドル(約6800億円)の売上高があっただろうと述べていた。しかし、Gartnerによれば、部品不足はローエンドのスマートフォンにより大きく影響したという。
販売台数の上位5社は、サムスン、Apple、小米科技(シャオミ)、Vivo、OPPOだった。
Appleは前年同期の3位から2位に浮上し、シャオミが3位に戻った。サムスンは、市場シェアが前年同期比で1.9ポイント減少したものの、首位を守った。中国のスマートフォンベンダーであるシャオミ、Vivo、OPPOはいずれも市場シェアを拡大した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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