Amazonは米国時間9月14日、倉庫と輸送部門における平均最低時給を18ドル(約2000円)超に引き上げたと発表した。また、これらの部門で働く従業員を新たに12万5000人雇用することも目指す。同社は1日、管理および技術部門で5万5000人を追加雇用する計画を明らかにしていた。
Reutersによると、Amazonの平均最低時給は、5月の時点で約17ドル(約1900円)で、時給引き上げは競争激化に対応したものだという。
Amazonは9月9日、米国の従業員に提供している教育訓練手当を拡大すると発表した。2022年1月からは、現場でオペレーションを担当する従業員75万人以上が、大学の学費を全額支給してもらえるようになる。
時給引き上げと手当の背景には、米国で労働力が不足する中、企業が人材獲得を競っている現状がある。だが、Amazonは、始業時や終業時に列に並んだり検査を受けたりする時間の時給を支払わないなど、倉庫の従業員や配送員の待遇をめぐって批判を浴びてきた。同社の従業員らは、パンデミック中の境遇をめぐっても抗議しており、安全対策が不十分だとする批判もあった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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