Amazonの新最高経営責任者(CEO)Andy Jassy氏は、いずれユーザーはAmazonの「Fire TV Omni」や「Fire TV 4-Series」でショッピングをするようになるだろうと予測している。同氏は米国時間9月14日、CNBCとのインタビューの中で、これはユーザーがアプリをタップすることからシフトさせるための取り組みの一環であり、そのようなエクスペリエンスはすぐに古く感じられるようになるだろうと述べた。
同氏はインタビューで、「素晴らしい音声アプリを経験すると、アプリのタップは2005年の昔のことのように感じられる」と話した。同社は9月に入り、「Alexa」搭載のスマートテレビを発表した。これらはAmazonが築く、Alexaを搭載する家庭内の音声制御デバイスの世界に加わる格好となる。Amazonはこれらのデバイスで、消費者がインターネットと関わる手段を作り変えようとしている。同社は、「Amazon Studios」が制作するオリジナルコンテンツを「Prime Video」で配信しているほか、MGMを買収し、テレビや映画事業を構築しようとしているようだ。MGMの買収は審査待ちとなっている。さらに、同社は全米フットボールリーグ(NFL)と「非常に重要な関係」を築いているとJassy氏は話した。
Jassy氏は7月にAmazonのCEOに就任した。それ以前は、同社最大の収益源となっている「Amazon Web Services」(AWS)の責任者で、2006年にサービスを開始した当時から統括してきた。
同氏は、Amazonが倉庫作業員の問題や商品サプライチェーンの分断など、コロナ禍の混乱から回復するとともに、素晴らしい成長を遂げている時期にCEOに就任した。Amazonは、1年間にわたって小売事業で驚異的な売上高を達成した後、2021年第2四半期に売上高の伸びがやや減速した。Jassy氏は、コロナ禍でAmazonが成功したと考えており、約2~3年分に相当する成長を18カ月で遂げたかもしれないと感じていると述べた。
また、コロナ禍は続いているが、Amazonの従業員は永遠にリモートで働くわけではないとJassy氏は言う。非常に多くの人がオフィスで働くようになると話した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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