ニューヨーク州のLetitia James司法長官は米国時間2月16日、同州の倉庫で勤務する従業員の新型コロナウイルス対策を怠ったとしてAmazonを提訴した。
「未曾有のパンデミックの期間を通して、Amazonは、ニューヨークの同社施設におけるウィルスの感染拡大から従業員を保護するために、合理的かつ適切な対策を講じるという義務を、繰り返し継続的に怠った」と、James氏はニューヨーク州最高裁判所に提出した訴状で述べた。
さらに、「Amazonが健康と安全に必要な対策を著しく軽視していることにより、それらの施設で働く数千人の従業員は深刻な疾病と重大な損害の脅威にさらされ、公衆衛生は甚大で具体的な危険に継続的にさらされている」とした。
今回の提訴のわずか3日前には、James氏がニューヨーク州にある同社倉庫のコロナ対策を規制しようとしていることは権限の逸脱だとして、Amazonが同氏を提訴していた。Amazonは訴状の中で、同社は専門家を雇い、手指消毒ステーションを設置し、互いに6フィート(約1.8m)の距離をとることを従業員に促すための目印を掲示したと述べていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」