「Google Meet」向けデバイス2機種が登場--会議室とデスクに対応

Abrar Al-Heeti (CNET News) 翻訳校正: 編集部2021年09月09日 12時16分

 ハイブリッドおよびリモート形式の勤務形態は、新型コロナウイルスのパンデミックが終息したのちも新たな常識になるとみられる。そんな中、GoogleはAvocorと連携し、対面およびリモートの会議を効率化する2つのデバイス、「Google Meet Series One Desk 27」と「Google Meet Series One Board 65」を投入する。この両製品について、インタラクティブディスプレイのメーカーであるAvocorが米国時間9月8日に最新情報を明らかにした

「Google Meet Series One Desk 27」と「Google Meet Series One Board 65」
提供:Avocor

 この2つはどちらもタッチ操作に対応したビデオ会議用デバイスで、Googleが2020年9月に発表したビデオ会議システム「Google Meet Series One」に加わる最新の製品となる。Googleはこれまでレノボをパートナーに、カメラ、サウンドバースピーカー、タッチスクリーンのリモコンなど、「Zoom」のライバルであるGoogle Meetに対応したハードウェアを発売してきた。そして今回、このシリーズにデスクトップや共同会議スペースに向けた、Avocor製の2種類のビデオ会議デバイスが加わる。

 Series One Desk 27は、27インチのGoogle Meet向けタッチスクリーンデバイスで、デスクモニター、ノートPC向けドッキングステーション、さらにはデジタルホワイトボードとして利用可能だ。想定されているのは、1~2人が同室でデスクワークを行う環境だ。ユーザーは、USB-CポートにノートPCをつなぐだけで、Series One Desk 27に搭載されたカメラ、マイク、スピーカー、タッチスクリーンを利用できる。Google Meetには「Googleカレンダー」が組み込まれているので、次の会議の予定はすでに画面に表示されている。そのため、Series One Desk 27に表示された予定をタップするだけで会議を始められる。「ねぇGoogle、会議を始めて」と話しかけることでも可能だ。このデバイスはGoogle Meet向けに最適化されているが、Zoomや「Microsoft Teams」など、ほかのビデオ会議サービスでも利用できる。

 Series One Board 65は、動画を通じたグループコラボレーションやブレインストーミング向けに設計された、65インチのデバイスだ。会議を始める方法はDesk 27と同様だ。ディスプレイはデジタルホワイトボードを兼ねており、出席者はアイデアをスタイラスや指で書き出したり、図示したりできる。Board 65は高出力のステレオスピーカー、マイク、カメラ、スタイラスを搭載している。

 Series One Desk 27は価格が1999ドル(約22万円)で、2021年第4四半期の発売が予定されている。Series One Board 65の予定価格は6999ドル(約77万円)で、発売は2022年第1四半期になる見通しだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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