Appleは米国時間8月19日、新型コロナウイルスの感染が拡大し、変異株が流行する中、オフィス復帰の期日を早くても1月に延期すると従業員らに伝えたという。Bloombergが19日に報じた。
Appleは従業員宛てのメモの中で、オフィス復帰を求める1カ月前に再開スケジュールを確認すると伝えたという。Appleは7月、オフィス復帰を当初の9月から10月に延期すると報じられていた。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、世界中の企業が施設を閉鎖する中、Appleのオフィスはこの1年間、ほぼ無人の状態が続いているようだ。2021年の晩春から初夏にかけて感染者数が減少したことを受け、Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏は6月、週に3日オフィスに出社することを求める予定だと従業員に伝えたとされていた。
しかし、特にデルタ株の出現で感染が再拡大したことから、ハイテク企業各社はオフィス再開計画を見直さざるを得なくなった。
Appleの従業員らは、特に声高に延期を要求している。リモート勤務の頻度などに関して、個々のチームに判断を委ねるべきだとし、「全従業員に一律に適用されるポリシー」を設けるべきではないと主張していた。
Appleは社内で、対面でのコラボレーションは同社の文化に不可欠な要素だと確信していると伝えてきた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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