プロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」を運営するDeNA川崎ブレイブサンダースは、ブロックチェーン技術を用いて開発したカードゲーム「PICKFIVE(ピックファイブ)」の試験提供を、4月27日から開始している。
PICKFIVEは、試合開始までに所有する選手のデジタルカードから活躍が予想される選手のカードを5枚選び、実際の試合のスタッツが反映されたあとのスコアで利用者間の順位を競うカードゲーム。ゲームにおける利用者のデジタルカードの所有に関しては、LINEがLINE TECH PLUS PTE. LTD.を通じて提供する「LINE Blockchain」のNFT(Non-fungible token、非代替性トークン)を利用したもの。「LINE BITMAX Wallet」を使った利用者間でのカードのトレーディングが可能となっている。開発は川崎ブレイブサンダースならびに、運営母体であるディー・エヌ・エー(DeNA)が担当したという。試験提供時はスマートフォンのブラウザ上で利用できる。
試験提供の開始にあわせて、会員登録ならびに、ゲーム内で使用できるデジタルカードの配布と選手5人の予想の受付を開始。5月1日と2日に行われるB.LEAGUE 2020-21 SEASON ホーム最終節となるサンロッカーズ渋谷戦と連動した無料体験イベントを開催する。登録者に対して無料でカードを配布し、そのうちの5枚を使用して利用者自身の考えたベストメンバーをデッキとして編成。ゲームに参加することが可能となる。
試合後に実際の試合の各種スタッツが反映され、上位にランクした利用者には選手のサイン入りグッズをプレゼント。試験提供で配布したカードは、ブロックチェーン技術を用いて登録者の所有物となり、現在検討を進めている他のサービスでの利用や、本ゲームの正式提供が決定した際には、継続して利用可能とする予定という。
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