いらなくなった古いスマートフォンを処分するのに、目新しいやり方はあまりない。下取りに出す、売る、あるいは家族や友人に譲るといった方法がある。だが、サムスンは、第4の選択肢を主流に押し出そうとしている。それがアップサイクルという方法だ。
サムスンは4月21日から、「Galaxy」のアップサイクルプログラムを拡大し、Galaxyの所有者が同社の「SmartThings」プラットフォームで古いスマートフォンをスマートホーム機器に変えられるようにすると発表した。同日にベータ版サービスが米国、英国、韓国で始まる。この「Galaxy Upcycling at Home」プログラムは、1月にCESで初めて発表されていた。
つまり、サムスン製の古いスマートフォンは、ベビーモニターや犬の鳴き声の検知機、部屋が暗くなりすぎたら照明をつけるためのセンサーとして生まれ変われることになる。
SmartThings担当のバイスプレジデントを務めるJaeyeon Jung氏は、プレスリリースで次のように述べている。「スマートホームデバイスは、家電で急成長しているトレンドであり、現在使われていないGalaxy端末は、すべての家庭をスマートホームに変えるのに重要な役割を果たせると考えている」
しかし、赤ん坊の泣き声や犬の鳴き声を1日中認識したり、周囲の明るさを年中無休で把握したりするには、デバイスのバッテリーに大きな負荷がかかる。サムスンによると、電力の使用量を最小限に抑えられるようにバッテリー最適化機能を追加したという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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