Amazonは、革新的なアイデアを製品化するプログラム「Day 1 Editions」を通じて、2019年にスマートグラス「Echo Frames」を発表した。同社は今回、このプログラムに新プラン「Build It」を追加する。これは、ユーザーが事前予約を通じて、次に音声アシスタント「Alexa」で操作できるようにしてほしいデバイスに投票できる仕組みだ。
Amazonは米国時間2月17日のブログ記事で、事前予約を受け付ける新たなコンセプト製品を定期的に発表していくと述べた。コンセプト製品ごとに事前予約の目標件数を設定する。30日以内にその件数に達したアイデアは製品化され、特別価格で製品が出荷されると、注文した顧客に料金が請求される。
コンセプト製品への事前予約が目標件数に達しなければ、Amazonが予約者に料金を請求することはない。現在、3つのコンセプト製品が3月19日まで事前予約を受け付けている。いずれのコンセプト製品も、Alexaのコマンドを使用するには、スマートスピーカー「Echo Dot」など、対応する「Echo」デバイスが必要だ。
現時点のコンセプト製品は以下の通り。
このコンセプト製品は「Alexa、10分のタイマーを設定して」「Alexa、午後5時にアラームを設定して」など、時間に関する音声コマンドに対応する。60個のLED、機械仕掛けのカッコウ、アラームを鳴らすための内蔵スピーカーを備えている。事前予約の価格は79.99ドル(約8500円)。
Amazonのスマートふせんプリンターは、リマインダーに頼っている人向けだ。Alexaと連携し、買い物リストやTo-Doリスト、リマインダーなどを印刷してくれる。熱で印刷するためインクやトナーは必要ない。事前予約の価格は89.99ドル(約9500円)。
Alexaと連携するAmazonのスマート栄養測定器は、「Echo Show」とペアリングすることにより、食べ物の栄養に関する情報が一目で分かるようになっている。「Alexa、これらのブルーベリーに含まれる糖分の量をSmart Scaleに聞いて」のように質問するだけでいい。事前予約の価格は34.99ドル(約3700円)。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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