Amazonは米国時間11月11日、音声アシスタント「Alexa」の新機能を発表した。それは、補足質問や提案によってユーザーの「潜在的な目的」を推測する機能だ。
これは確かに新しい機能だが、Alexaの愛用者には驚くことではないかもしれない。Amazonはここ1年余りの間、これを「予感」させる機能を段階的に導入してきたからだ。それは、さまざまなタイミングでユーザーが切り替えたいと思われるホームデバイスを予測できる機能だ。例えば、夜に照明を消すとドアを施錠するといったことができる。このような機能が、今後はより一般的な状況にも拡大することになる。例えば、紅茶を抽出する時間を尋ねると、Alexaはそれに答えた上でタイマーの設定を提案してくれる可能性があるという。
今回の動きの背景には、Amazonが継続して「アンビエントホーム」というビジョンの構築に取り組んでいる現状がある。この中で音声アシスタントはリモコンとして動作するだけでなく、状況を予測し、場合によってはコネクテッドホーム環境の主体的な管理者として機能する。また、今回の発表に先立つ9月、Amazonは「natural turn-taking」(話し手の自然な交代、つまり相互に言葉を発する会話)機能を発表している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」