友達と旅行に行くと楽しくてついつい写真をたくさん撮ってしまう。帰ってきてから写真に写っている人それぞれに写真データを送るのは、大変な手間がかかる。しかし、Appleの特許「SYSTEMS AND METHODS FOR SENDING DIGITAL IMAGES」(公開特許番号「US 2015/0227782 A1」)を使えば、そんな操作がワンタッチで済む。
この特許は、写真に写っている人の顔を認識したうえで、何らかの形で用意されている情報を参照して該当者の連絡先を取得し、ユーザーに提示するもの。
例えば写真に複数の人が写っている場合でも、各自のメールアドレス、電話番号、FacebookやTwitterといったSNSのアカウントなど、特定のコミュニケーション手段に制限されず連絡先が示されるので、それぞれに適した方法で写真を送ることができる。
友人によって連絡方法は異なる場合、自動的に友人ごとに適した連絡先情報が表示されると便利だろう。しかも、顔認識で写っている人にだけ写真を送れるから、選ぶ手間も省ける。
iPhoneにこの技術が搭載されたら、友達に「選ぶのが面倒だから写真は全部オンラインストレージに入れました。自分の写っている写真を探してダウンロードしてください」などと丸投げせず、一人一人に送ってあげられるので喜ばれそうだ。
なお、Appleは同特許を米国時間2014年2月13日に出願し、米国特許商標庁(USPTO)が2015年8月13日に公開した。
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