インターネット規制法案をどう読むか?

2008年4月7日 12時00分

 18歳に満たない者に対してインターネット上の情報への自由なアクセスを規制しようという法案が、自民党と民主党から提出されようとしています。 例えば自民党案は、「健全に育成するために、どんな端末からであろうが18歳に満たない人がインターネットを利用した際に、有害な情報を閲覧できないようにすること」を目的としており、実際に有害情報を閲覧できないように防止する措置や努力は、インターネット業界に携わる事業者やサービス利用者などに課せられるとしています。この法律がそのまま施行されると、インターネットに関わる事業者やユーザーは、どのような影響を受けることになるでしょうか。日本のインターネット産業の今後の発展も踏まえて、パネリストの皆さんの意見を聞かせてください。


  • 高瀬徹朗
    高瀬徹朗さん (放送ジャーナリスト)
    「いい子に育てたければシェルターで育てろ」を地でいくルール作りですね(笑)。

     放送番組なんかみても、僕が子供の頃と較べたら格段と「無難に」なってますが、それは教育上なんらかの効果を得たのでしょうかね。僕自身に子供がいないのでなんともいえませんが、それで「いじめが減った」などという話は聞かれませんね、あくまで一般論として。

     で、今度の「悪役」にネットを指名したと。これさえ実現すれば本当に教育上悪影響のないメディア環境が整うのか、はたまた別の悪影響メディアが登場するのか。まあ、この理屈で考える以上、事態が好転するとは思えませんが。

     ただ一点、防止義務や努力をネット事業者に課するという案には同調します。放送事業者であれば免許停止もあり得るほどの失態も不問に付される昨今、そろそろ影響あるメディアとしての自覚を持って事業に臨んでほしいな、とは思います。
    2008-04-07 18:35:04

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