未成年者は携帯フィルタリング原則加入?

2007年12月18日 12時09分

 総務省が、未成年者は携帯電話のフィルタリングサービスに原則加入することを携帯電話会社各社に要請しました。具体的には、未成年の新規契約者はフィルタリングサービスを原則加入することを前提とした契約書を作成し、希望しない場合にのみ利用者の意思確認を行う仕組みにするというものです。フィルタリングサービスが原則適用されることになると、未成年を対象としたコミュニティサイトやキャリア非公認のサイトはアクセス制限がかかる場合があり、サイト運営にも影響が出そうです。この問題に関して、パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。


  • 後藤 康成
    後藤 康成さん (フィードパス株式会社 取締役 CTO)
    Mac OS X Leopardの「ペアレンタルコントロール」、Windows Vistaの「保護者による制限」機能などPCの世界では既にオペレーティングシステムでアクセス制限機能がされてきている。オペレーティングシステムの統一されていないモバイルデバイスの場合、サーバー側つまりキャリア側でフィルタリングするのは当然の方向性といえるだろう。

    総務省に対してさらに言えば、平成14年に施行された迷惑メール対策のような、事実上効果が見えなかった中途半端な施策ではなく、徹底した施策を実施してもらいたい。これまでの、ネットの歴史で言えば、フィルタをかいくぐるサービスが出てきて、イタチごっこの様相を呈するであろう。

    今回の総務省の要請を敢えてポジティブに捉えるなら、フィルタリングされている18歳未満のユーザー向けコンテンツサービスつまりニッチトップ型のビジネスチャンスが出てくるのではないだろうか。
    2007-12-18 07:10:23

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