注目分野となるか? ITとエコの関係

2007年12月3日 13時30分

 Googleがクリーンエネルギービジネスに参入することを明らかにしました。2008年に再生可能エネルギーの研究開発に多くの資金を投資し、再生可能資源から作った電気を自社のデータセンタにまわすほか、他社に販売したり、技術を定額でライセンスすることも視野に入れているようです。日本では以前からはてなやミクシィがサーバの電気代をグリーン電力に切り替えています。また10月にはサンやIIJが地底空間にデータセンターを建設するエコプロジェクトを発足させました。IT企業が相次いで環境関連の取り組みを発表していますが、グリーンITは2008年の注目分野となるでしょうか。パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。


  • 和蓮和尚
    和蓮和尚さん (ネット家電を作る某ベンチャーの代表)
    Googleのクリーンエネルギービジネスについては、クリーンであることを表に打ち出すことによるイメージUP戦略もさることながら、主目的はコストダウンでしょう。

    あまり美しい意見ではないですが、電気代を節約することはWebサービス提供にあたっての重要なコスト競争力になることから、超大手Webサービス事業者において、コストダウンを目的とした電力消費量低減の取り組みが加速することは間違いないでしょう。

    また、逆のアプローチで消費電力を低減させることができるようなソリューションを提供するベンチャーが注目を浴びる、という可能性もありますね。

    こちらはサーバー用途ではありませんが、こういった省電力技術のサーバー向けが続々と登場してくると、面白くなってきそうです。

    (リンク »)



    但し、ITベンチャーという立場では厳しくなるわけなので痛し痒しではあります。個人的にはもう少しベンチャーでも戦える時期が続いた後、大手によるコスト競争の時代に突入するのではと見ているので、各社本腰をいれてくるのは2010年以降かなという印象ですが。

    そういう意味ではGoogleの取り組みは先進的と言えるでしょう。
    2007-12-05 00:33:33

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