Macも準備しよう。Macの機種はAperture3 が動けば何でもよい。私はApertureをバージョン1から使い始め、もはや私の写真生活に欠かすことのできない「アトリエ」である。
Macを買うと「iPhoto」がついている。誰でも簡単に使える優秀な写真用ソフトだ。撮影した写真を見たり、選んだり、スライドショウしたり、プリントしたりと、普通に楽しむならiPhotoで十分。でも撮影枚数が増えてくるとさらに進んだ使い方をしたくなる。速度も重要。
Aperture3はすべての操作が高速で快適だ。仕事だろうが趣味だろうが、写真を楽しむ人が「撮影後」に行いたいと思うことを一手に引き受けてくれる頼もしいソフトである。写真のよさを引き出し、より洗練された作品に仕上げていくためのアトリエ。そう、iPhotoは「ギャラリー」、Aperture3は「アトリエ」なのだ。
いままでiPhotoで写真を管理していた場合も、そのライブラリーをすべてAperture3に読み込める。移行も簡単なのである。
当初から19,800円で売られていたAperture3だが、2011年1月に「Mac App Store」が始まると同時に、なんと1万円を切る9,000円で発売された。この機能と使い勝手の良さから考えたら破格値である。これを購入してインストール。そのままでも十分使えるが、いろいろと設定を加えていくと、どんどん便利になる。その辺は、次回以降にお伝えしよう。
もうひとつ重要なのは、「flickr」のアカウント。flickrは写真共有サイトで、写真をアップロードし、非公開で蓄積したり、公開して世界中の人に見てもらったりできる。そのアカウントを取得するのだ。アカウントをとって少々使うくらいなら無料。しかし、ぜひとも有料のProアカウントにしたい。有料といっても年額24ドル95セント。年2,000円ちょっとで、写真を無制限にアップロードできるようになる。大切な写真のバックアップにもなるので安心感を買うと考えても安い。
私の場合、撮った写真のすべてを、リサイズなしの低圧縮JPEGファイルでflickrにアップロードしている。いままでに10万枚以上をflickrにアップしてあり、8万枚程度を公開モードに設定済み。どなたでもアクセスして、EXIF情報をご覧になったり、元ファイルをダウンロードすることが可能だ。
私のブログ、shiologyに貼ってある写真はすべてflickrからリンクしているものである。shiologyにある写真をクリックしていただけばflickrに飛ぶ。そこで、写真左上の「Actions」をクリックし、たとえば「View Exif info」を選んでいただけば、シャッタースピードや絞りといった情報をすべてご覧になれる。
そして私にとって欠かすことのできないのは、flickrへのアップロードを便利にするプラグイン「FlickrExport for Aperture」。Aperture3は買ったままでもflickrに写真をアップロードする機能を備えているが、FlickrExportを入れると格段に便利になる。たとえば、flickrへアップロード後、flickr上での写真のURLを、Aperture3内の写真のメタデータとして取り込んでくれるのだ。これがあるおかげで、いったん写真をアップロードしたあとは、Aperture3で写真を選んでそのURLを右クリックすれば、その写真のflickr上のページに飛ぶことができる。
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