Mastercardは6月17日、Mastercardタッチ決済を使った公共交通機関への乗車サービスが全国的に急速に拡大していると発表した。2024年10月に福岡でサービスが開始されて以降、約8カ月間で北海道から沖縄まで日本全国の主要都市圏で展開が進んだ。
日本国内では、訪日外国人(インバウンド)の増加に伴いクレジットカードのタッチ決済乗車の導入が進んでいる。2020年から早々と導入を進めていたVisaに比べ、Mastercardは対応が遅れていたが、この8カ月間で一気に巻き返した格好だ。
現在Mastercardタッチ決済による乗車が可能な公共交通機関は、北海道の札幌市営地下鉄をはじめ、関東では江ノ島電鉄、京浜急行電鉄、京王電鉄、西武鉄道、都営地下鉄、東急電鉄、ゆりかもめが参加。近畿地方でもOsaka Metro、近畿日本鉄道、神戸市営地下鉄、南海電鉄など主要な路線に導入され、中部では名古屋鉄道、九州ではJR九州、福岡市地下鉄、沖縄では沖縄都市モノレール(ゆいレール)など、広範囲に及んでいる。
利用方法はシンプルで、タッチ決済対応のMastercardや、それを設定したスマートフォンを改札機や車内の専用リーダーにタッチするだけ。クレジット、デビット、プリペイドいずれのカードにも対応する。
また、サービス拡大を記念し、3000名を対象とした「#Mastercardタッチ乗車」キャンペーンを6月16日から30日まで実施中だ。タッチ決済で乗車した体験をSNSにハッシュタグ付きで投稿すると、抽選で2000円分のデジタルギフトが当たる。投稿では、単なる乗車記録だけでなく「どこへ行き、何を楽しんだか」といったエピソードを募集し、新しい移動体験の魅力を発信する狙いがある。
Mastercardは世界200以上の国と地域でタッチ決済サービスを提供。海外ではクレジットカードで直接地下鉄に乗れる都市が多く、日本でも同様の利便性が期待されている。
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