Googleはまもなく一部の「Pixel 6a」のバッテリー容量を意図的に制限するアップデートを配信し、過熱問題の抑制を図るという。同社のPixel担当広報マネージャーであるAlex Moriconi氏が明らかにした。
Moriconi氏は電子メールで、「一部のPixel 6aは、潜在的なバッテリー過熱のリスクを減らすための強制ソフトウェアアップデートが必要になる」と述べた。このアップデートは、400回の充電サイクル後に端末のバッテリー容量と充電性能を低下させるものだという。
なぜ一部の端末だけが影響を受けるのかという質問に対し、Googleは詳細を明かさなかった。
この問題は決して広範囲に及んでいるわけではないが、筆者はPixel 6aが発火したというユーザーの報告を複数確認した。公に投稿されている以外にもあると考えられ(過熱の報告は多数見つかった)、Googleの他のスマートフォンでもバッテリー問題が起きていることを踏まえると、今回の対応は理にかなっている。
Googleは7月、影響を受けるユーザーに連絡する予定だ。このアップデートは強制的に適用される。
Pixel 6aが2022年に発売された当初、バッテリーは問題視されていなかった。米ZDNETのレビュー記事でも「1日フルに使っても十分余裕がある」とし、「Pixel 6aでバッテリー持ちは問題にならない」と評価していた。
今回の発表は、Googleがバッテリー膨張問題で一部の「Pixel 7a」を無償修理すると告知してからわずか1カ月後のことだ。数年前には「Pixel 4a」でも同様の対応をとっている。
2025年末、Googleはバッテリーの充電を80%までに制限できる機能を導入した(Appleも同様の機能を実装済み)。リチウムイオン電池の特性上、最大充電量は時間とともに低下する。最初から充電の上限を設けることで、バッテリーの寿命を延ばすことができる。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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