「Pixel 9a」が3月中に発売されるといううわさがある。以前のaシリーズ端末は毎年5月に開催される開発者会議「Google I/O」に合わせて登場してきたが、今回はそれより早くなる可能性が高そうだ。
新デザインのカメラモジュールやバッテリー持続時間の向上など、外観や仕様についても多くのリークや報道が出回っている。もちろん新しいAI機能も豊富に備わるとみられている。
ここからはPixel 9aの最新のうわさと発売時期についてまとめる。
2024年、Googleはフラッグシップ機の「Pixel 9」シリーズを通常の10月ではなく8月にリリースした。その流れを受けて、より低価格のモデルであるPixel 9aも登場時期が早まる可能性があり、Android Headlinesによれば3月中旬が有力とされている。
これは驚くようなことではない。というのも、GoogleはGoogle I/OをほぼAIに特化したセッションに変えつつあり、ハードウェア関連の話題をほとんど取り上げなくなっているからだ。実際、2024年のPixel 8aは同イベントの1週間前に発表された。
Android Headlinesによると、Pixel 9aは128GBストレージ版がPixel 8aと同じ499ドル(約7万4000円)になる見込みだ。256GB版は599ドル(約8万9000円)と報じられている。
特に予算重視のモデルで価格を据え置くことは有利に働くことが多い。Appleの「iPhone 16e」が599ドルからというあまり財布に優しくない価格帯であることを考えると、これより低価格であればPixel 9aにアドバンテージがあるかもしれない。
リーク情報によると、Pixelの特徴でもあるカメラバーがない点が最大の変更点らしい。Android Headlinesによれば、Pixel 9aの広角と超広角のカメラは背面とほぼフラットになるようだ。
ソーシャルメディア「X」でSudhanshu Ambhore氏が公開したレンダリングでも、カメラデザインはよりミニマルになっており、2つのレンズが背面左側に控えめに配置されている。
Google Pixel 9a renders thread (without watermark) pic.twitter.com/WpFU6MTeBe
— Sudhanshu Ambhore (@Sudhanshu1414) February 17, 2025
メインカメラは48MP(8aの64Mから減少)とされており、超広角と前面のカメラは8aと同じ13MPのセンサーを搭載する可能性がある。画素数がすべてではないので、Googleは今回も別の方法でカメラを強化したと説明するだろう(個人的にはAIによる強化が多く語られると思っている)。
レンダリングによれば、新色もあるようだ。Pixel 9aはポーセリン(白)、オブシディアン(黒)、ピオニー(ピンク)、アイリス(紫系)のラインナップになるとされている。
Pixel 9aとされる端末を撮影した動画では、側面と背面がよりフラットな印象になっている。音量ボタンも控えめになっているようだ。
画面サイズは6.3インチ(8aは6.1インチ)に拡大し、本体は先代よりもわずかに薄型になる可能性がある。
Googleがこれまでの流れを踏襲するなら、予算重視のモデルにもフラッグシップ機と同じプロセッサーが搭載されるはずだ。つまりPixel 9aにはPixel 9と同じ「Tensor G4」チップが使われる見込みだ。ただしAndroid Authorityによれば、「Exynos Modem 5400」ではなく、Pixel 8シリーズと同じ「Exynos Modem 5300」が採用される可能性があるという。これにより価格を抑えられる一方で、Pixel 9のフラッグシップ機能である「衛星SOS」(5400モデムが必要)を利用できないかもしれない。
一方、Tensor G4チップを搭載するなら、「一緒に写る」や「Pixelスタジオ」といったPixel 9と同じAI機能が9aでも使える可能性が高い。「Apple Intelligence」を搭載したiPhone 16eや「Galaxy AI」を備えたサムスンの「Galaxy S24 FE」など、いまや予算重視のモデルでも最新AI機能の搭載が当たり前になりつつある。
Android Headlinesによれば、Pixel 9aのバッテリー容量は5100mAhになるらしい。これは8aの4492mAhからのアップグレードだ。もし先代より薄型化されるのが事実なら、バッテリー持続時間の向上はさらにうれしい要素だろう。
これらのうわさがどの程度現実になるのかは不明だが、意外と早く判明するかもしれない。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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