JR西日本は1月8日、1月19日から近畿圏在来線でQRチケットサービスを開始すると発表した。当初は企画乗車券が対応するが、2028年以降は近距離切符も順次磁気からQRコードに置き換える。
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1月19日から運用するQRチケットサービスでは、スマートフォンに表示したQRコードで改札を通過可能にし、切符を物理的に発券する手間を省く。まず、近畿圏の鉄道7社によるQR乗車券を販売し、2025年の「大阪・関西万博」を見据えた国内外からの利用客の利便性向上を図る。
このうち「KANSAI MaaSワンデーパス」は、大阪、京都、神戸、奈良の主要エリアをカバーする鉄道7社(大阪メトロ、近鉄、京阪、JR 西日本、南海、阪急、阪神)の路線が1日乗り放題になるQRコード乗車券だ。発売期間は1月27日〜3月27日で、利用期間は2月27日から3月27日まで。大人のみの料金設定で3000円で、関西一円を観光する際の移動手段として訴求する。
「大阪スマートアクセスパス」は、大阪メトロ全線に加えてJR西日本の大阪環状線、ゆめ咲線、さらに大阪〜新大阪間のJR京都線も乗り降り自由になる乗車券で、新幹線からの乗り継ぎにも便利な仕様だ。料金は1200円で、こちらも有効期間が一日限りとなる。
さらに、「WEST QR はるか片道きっぷ」(仮称)も海外旅行会社を通じて発売し、関空特急「はるか」の普通車指定席で関西空港から天王寺、JR難波、大阪、京都などへ向かう利用者に、発券不要のシームレスな乗車体験を提供する。
前述の通り、2028年以降は近距離切符も順次QRコード化を進める。
磁気切符は、改札の機構が複雑でメンテナンス費用がかさむことや、磁気乗車券の用紙には金属を含んでおり、リサイクルには磁気層の分離と破棄が必要なことから、JR東日本なども磁気切符を2026年度末以降に廃止し、QRコード切符に置き換える方針を示している。
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